じぶんらしさってなんだ⑧
ーさよなら誕生日ー
Sから写真が送られてきてから、特に返信をすることもなく当日を迎えました。
ちゃっかり誕生日だしと休みをとって夕方に愛犬の散歩から帰ってくると自宅の前に1台の軽自動車が止まっていました。
え…(゜-゜)
なんと本当にSが来ていたのです。
なんなら家の玄関に向かっている所で走って引き留めました。
親に心配かけてはいけないという思いから。
そして、Sは
「迎えにきたよ!ドライブに行こう」
と誘ってきました。
Sには私が嬉しそうにでも見えたのでしょうか…。
準備してくる様に言われドライブに行くことに(;´・ω・)
ドライブ中、Sは今まで会っていなかった期間の話をしてきました。
恐怖でほとんど覚えていませんが、どんどん山の中に向かっていくS。
あまりにも山の中に進んでいくSに殺されるんじゃないかと思い始め、Sとのやり取りを唯一知っているもじゃ男に、Sが来たこと、車でどんどん山の中に向かっていることを伝えました。
何かあったら察してもらおうかと…(笑)
そして星がきれいに見える場所に行き、車を止めました。
Sからの発言は
「俺のためにあんな事(別れ際)言わせてごめん。俺とまたやり直そう」
正直なところ、何言ってるんだろうの一言でしたね!(笑)
あれは確実に自分のためであってあなたのためなんかじゃない!
やり直す気はない。
ということを何度伝えてもSは理解してくれず…。
もうそんな嘘つかなくていいんだよ。とか 待ってたんでしょ。とか話の通じない人の怖さ。
そんなやり取りを続けているとSは、汗をかいたからシャワーが浴びたい、今日だけでいいからホテルに行こうと言いだし連行されていきました…。
ホテルでSはシャワーを浴びてきて、ずっと抱き着いてきていました。
そしてキスをしてこようとするのを必死に抵抗し、
「キス以外ならしてくれて構わない。あなたのことは好きじゃないけど我慢する。だから早く帰してほしい。」
というとSは
「そんな事言う子じゃなかったのに…。俺がりこを変えちゃったんだね…。」
はい…(・_・)??
もう我慢できん!
「あなたが変えたわけじゃないし、そんなに自分の存在がいつまでも大きいと思っていないで。Sと別れてから大好きで付き合っていた人もいるし、Sの事を考えたことはないよ。嘘だと思うなら写真も見せようか?いつまでも意味の分からない事いわないでくれる?早く家に帰して!」
Sと付き合っていたころに怒ったことが私はなかったのでSは相当びっくりしたのか、わかったと静かにホテルを出て自宅に帰してくれました。
帰宅後、SからLINEが入っていましたが未読削除、ブロックをし連絡をとることはありませんでした。
本当に殺されなくてよかったと思います。
ニュースになった時とかを想像してしまいましたよ。(笑)
23歳の誕生日は今でも忘れられない恐怖体験でした…(笑)
fin.♡