初めての彼氏③
ーだらしなさすぎる金銭面ー
前回、ギャンブラーだと書きましたがこれが原因でSはびっくりするぐらいお金がありませんでした。
それもそのはず。必要な生活費までスロットに使ってしまうのですから…。
このSがどれほどスロットに狂っているかといいますと、給料日には当たり前かの様に仕事を休みその1日でほぼ全額を使って帰ってきたりします。
そのせいで携帯料金が払えない、光熱費が払えない、食費もない
こんな生活を送っているようでした。これを知ったのは私が卒業をしてからです。
それまではお金が無くても私に直接的な話はしてきませんでした。
高校を卒業し私は県外の大学へ進学する事になり、1人暮らしを始めバイトをするようになりました。
その頃からSにお金を貸すようになり、最初は1000円から始まり徐々に金額は上がっていきました。
「携帯代が払えなくて連絡が取れなくなる。」
「光熱費が払えなくて生活ができない。」
「食費がない。ここ最近食事もしていない。」
「家賃が払えない。」
などの連絡が頻繁に来るようになりました。
このS、決して貸してほしいとは言わないのです。
「俺はどうせ死ぬんだ。」
「ちょっと死んでくるわ。」
など、私が心配するようなワードを並べ私から貸そうかと言うようにしているんです。
Sの性格がよく出ている部分だなと今、書きながらしみじみと思ってしまいました(笑)。
大学1年生の時は休みが多く、バイトばかりしていました。
そのバイト代はほとんどSの生活費という名のスロット代へと消えてるとは知らず…。
ギャンブラーの方の共通的な思考かと思いますが
「このお金を増やして返そう。」
といった思考が働く様で、そうした行為を繰り返して1年。
貸したお金の総額は
!!!!20万越え!!!!!
学生なのによくこんなに貸せたな~。今は客観的に見ることが出来るのでお金を貸すようになった時点で別れるべきだとよくわかります。
しかし、恋は盲目とはよく言ったもので当時は 変わるかもしれない 私が助けてあげないと といった考えになり周囲の人の忠告を受け入れられませんでした。
こんな私に真剣に心配をしてくれる人が助言をくれます。
それがきっかけでSとの終わりを決心します。
fin.♡